時の話題 「守りを鉄壁に」
プロ野球のセ・パ交流戦が始まり、日ハムは前の試合で16連敗という不名誉な記録をやっとの思いでストップしたヤクルトと対戦。延長戦の末サヨナラ勝ちした。1分け挟み7連勝(4日現在)だ。
清宮効果というのか5、6点負けていても挽回する攻撃力は目を見張るものがあり、1番西川から大田、近藤中田、王、清宮と続く打線は切れ目なく、その中にホームランなど長打もありビッグイニングによって逆転してしまう。
しかし打線は水物でいつ転けるか分からず勝負事は守りを鉄壁にできるかが肝要だ。
ヤクルト戦は上沢がピリッとせずエラーもあり大味な試合であった。これではパの覇者になりクライマックスを無事勝ち上がり、日本シリーズで日本一になるのは覚束ない。投手も守備も、そして栗山監督の采配も狂いなく行けば鬼に金棒ということになろうか。
囲碁や将棋、麻雀など勝負事も怒涛の攻めだけでは最終的な勝利は掴めず、例えば麻雀の事を話せば自分の手に惚れ込んではいけない。相当な確率で相手の当りになる牌は仮に役満を聴牌しようが捨ててはいけない。守りを鉄壁にすれば相手方からは隙のないつわものと見られ、戦術的にも有利に展開する事が多いからだ。
自分を過信せず自惚れず着実に力を発揮して行けば結果は自ずと見えてくる。油断し相手を舐めてかかれば綻びが生じダムの小孔という事態になることもあろう。
日ハムは最後の最後まで相手を軽んじることなく制覇向け突き進んで欲しい。それがファンの願いだ。