医師増やす請願の採択を 勤医協宗谷医院と友の会主催の集い
勤医協宗谷医院・宗谷友の会主催の「医師を増やそう!」の願いを請願採択に実らせよう市民の集いが1日、市立図書館で開かれ、市民が力を合わせ国や道に対し医師確保などに向けた支援を求めて行く事を確認した。
主催する2団体は昨年11月から「医療崩壊STOP、地域医療を守る署名」活動の取り組みをし、5月末までに5005筆を集め、同日付けで「宗谷医療圏域における医師確保」の請願と署名を岡本市議会議長に提出。17日から始まる議会で全会派一致での採択を望んでいる。
集まった市民80人を前に、坂本勉院長は「これからは団塊世代の病気が増え医療の需要が高まる。医師の数を増やし、医療費の増加を考えていかなければならない」などと主催者挨拶した。
このあと、二次医療圏の全国335圏で宗谷医療圏は下から2番目と医師不足が極めて深刻で、特別な手立てが必要であるとし「6月議会で採択したものを道議会へ届け、地域の意思を道や国へ押し上げてもらいたい」などと、これまでの取り組みについて報告があった。
最後に友の会の田中俊美会長は「活動がテレビ番組でも放送され他の地域でも人ごとではないとの反響があり住民の声が大きな力となっている。早急に国と道に手立てを打って貰いたい」と述べた。