時の話題 「六月水無月」

 万葉集に「水無月の地さへ割けて照る日にも」と謳われている6月になった。皇太子さまが新天皇に即位され令和の世になった5月は、平成からの10連休という馬鹿げた連続休日を引き継ぐ喧騒の中で始まり、ブルーな気持ちで月の3分の1を終え、そうこうしているうちに我儘放題のトランプさんのため、国技館の升席に一つ50万円もする特別な椅子席を設けてまでし擦り寄る安倍総理と、そのおちゃらけを懇切丁寧に報道するマスコミ。
 この国はどうなっているのか?と疑念を呈していると、今度は引きこもりの51歳の男にバス待ちしていた児童らが殺傷されるという事件も発生する。
 この種の事件は以前〝通り魔事件〟と言っていた筈だが、今では社会の中で普通に起こり得る事だと認識したのか、マスコミと識者は通り魔とは呼ばなくなった。
 おちゃらけと殺伐と化した5月であったが水無月はどうなることやら。少なくとも万葉集のよう優雅には行くまい。
 政界では7月の参院選に衆院選もぶつける衆・参同日選挙が囁きから一歩も二歩も進み現実味を帯びてきた。
 同日選は1980年代後半から30年ほど執行されていないが、今年10月の消費税増税を契機に停滞するだろう経済など勘案するとこの機しかなく、「風任せ」「気まま」と言う訳には行かないか。
 統一地方選を終え衆参ダブルとなれば有権者の参政権にとってまたとない機会と嬉々とするのは一部の人だけで、矻々と生活する国民にとって迷惑この上ない事と虚空を見上げることになろうか。

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