大規模草地に乳牛270頭が入牧 退牧は5カ月後の10月
樺岡の大規模草地で29日、酪農家の牛を預かる入牧作業が行われた。
今月中旬には冬の間牛舎で過ごした預託牛450頭の放牧作業を終えており、新たに稚内農協と北宗谷農協沼川支所の20戸の酪農家から270頭持ち込まれた。
午前8時半過ぎ、トラックで運ばれてきた月齢6カ月以上の体重300㌔前後の牛が降ろされ、個体識別のタグが取り付けられたあと、放牧地の電気柵に慣れさせるため牛舎に入れられ、1週間後に放牧される。
預託牛は10月末まで650㌶の放牧地で過ごし、飼い主の酪農家に戻る時には100㌔前後体重が増える。
管理している稚内樺岡ファームの高橋直純社長(48)は「広い牧草地でのびのび育ち、大きくなってほしい」と話していた。