「小鹿」で実習始まる 技専稚内分校の障がい者委託訓練
旭川高等技専稚内分校の障がい者委託訓練(菓子スタッフ科)が28日から御菓子司小鹿で始まった。
障がい者の職業選択の幅を広げ、現場実習を行うことで実践的な技術など身に付け最終的に受講生の雇用に結び付けようと、昨年から厚生労働省の補助金を活用し道内の技専校で実施されている。稚内分校では昨年、3人が2企業で訓練し1人就職している。
今年度は更に職業の選択肢を広げようと、小鹿、横田モータース(6月11日)、ユアーズ(8月20日)、ホクメンフーズ(9月18日)の4企業に1人ずつ参加し、2カ月間の訓練が行われる。
小鹿での実習には、50代女性が参加し、入学式を終えたあと直ぐに業務が始まり、小鹿卓司社長から菓子の袋にシールを貼り付ける作業での手際の良さを褒められていた。
受講者の女性は「とにかく最後まで頑張りたい」と話し、小鹿社長は「仕事が丁寧で衛生管理もしっかりしている。慌てずに教え出来る仕事から頑張ってもらいたい」と話していた。