時の話題 「値上げの春」
どちらかと言えば物価の上昇など関心がない方だが、先日、新光町にある食品スーパーに行き森永のヨーグルトがそれまでより40円高い1箱168円で売っているのには驚いてしまった。30%もの値上げであった。
今年に入り、とりわけ4月以降、食料品の値上がりが目に付き、家庭の財布を握る奥さんの遣り繰りは大変なものがあろう。自分の好物には目は行くが、他は関係ないといった様子の亭主族にとっても物価上昇は小遣いにも影響してくることであり傍観視できない。
米国と中国の貿易戦争が泥沼化しようとしている中、これから先は食料品だけでなく日用品などにも値上げが累を及ぼすと見られ、給料は上がらないのに物価だけは上昇一方では堪忍袋の緒も切れようというもので、国民は安倍さんにひと踏ん張りしてほしいと願っているところだ。
米中の貿易戦争、相も変わらずきな臭い中東ばかりか世界各国の情勢に、これだけグローバルになれば日本も曾つての「米国が風邪ひけば」の状況でなくなり、諸に影響を受けてしまう。
稚内とて同じだ。日本最北の片田舎にあるとはいえ今や物流システムは札幌などと遜色ないものだけに物価も横並びになる。
家庭の主婦のスーパーのチラシなど見て少しでも安い物を購入しようとする動きは物の価格が上がるとシビアになる。食料品は毎日食べる物だけに少しでも安ければ家計の助けにもなる。
普段は正直、物の値段を気にしない亭主族でさえ気にせずにいられない値上げの春には閉口している。