時の話題 「春おぼろで始動」

 12日は母の日であり看護の日でもあった。母の日はカーネーションなど花を贈り母に感謝し、看護の日はナイチンゲールが生まれた日である。
 ナイチンゲールは「クリミアの天使」と呼ばれたイギリスの看護師で、1853年オスマン帝国領内のエルサレムの管理権を巡ってロシアとオスマン帝国が開戦し、オスマンに加担しイギリスが出兵したクリミア戦争で傷病兵の看護に献身的に当たった女性で、稚高衛生看護科の戴帽式での誓詞朗読のよう看護の道を目指す人達の目標とする人物だ。
 ところでナイチンゲールという名はヨーロッパに生息する鳥にもおり、ウグイスと邦訳されることが多いがツグミの近称でヨナキウグイス、サヨナキドリともいわれる。
 鳥には花同様、病症にある人の心を和まし安息をもたらす役割があるようで、高齢になるほど自分で飼ったり愛でる人が多くなる。
 篭の中にいる鳥にお年寄りがエサをあげる様子は侘を楽しむような風情があり、若い時分の自らの罪に謝罪しているかのような感じさえ受ける。
 きょうの小欄は取留めない内容で筆者も何を訴えたいのか判然としない。暖かくなると春おぼろの呈になるのをお許し戴きたい。
 身の回りを見ると小学生になった孫の母親離れしない様子が気になるが、北見にいる孫は元気に保育園に通っているよう。
 会社は配達員も埋まり、新しく営業兼記者として雇った社員も頑張っている。
 令和始まりの新年度は官公庁、民間企業、家庭とも10連休はさみ漸く動き出した。

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