時の話題 「馬鹿げた10連休」
あすから官庁や各種団体、大企業など10日連続し休むGW(黄金週間)を飛び越えたPW(プレミアムな週間)が始まる。
今上天皇が4月30日で退位され皇太子さまが新天皇に即位される5月1日を国民の休日とすることから祝日(4月29日の昭和の日と5月3日の憲法記念日)を挟んだ4月30日と5月2日を休日としたことから設けられた10連休で、筆者にしてみれば「馬鹿げた連続休暇」と断ぜざるを得ない。
労働の対価である筈の給料を働かないのに支給される。こんなお手盛支給は公務員(官僚)でなければできない発想であり図々しいのにも程があろうというものだ。
それに月給制の人はいいだろうが、時間給や日給制の、一般にいう非正規(パート、アルバイト含み)の人達はどう暮らせばいいのか。稚内もそうだが官庁には今、臨時雇用の人が結構おり、このような愚かな連続休暇は今回限りにしてほしいものだ。
5月1日の新天皇即位の日の休日は致し方ないにしても、その前後の日の休日設定は「休日法にのっとったもの」と官庁や政府は詭弁を弄するが、今年限りの新天皇即位での休日に休日法を当てはめるものではない。
連続し休みたい人がいれば今、何かとうるさい有給休暇を取って休めばいいだろう。
日本国民が10連休で浮かれている間に世界各国は他国を超えようと鎬を削っている。日本の国力低下が叫ばれている中、政府は果敢に政策を打っていかなければならないが、下々の社会を知らずば的を射貫けまい。