風弱く計画下回る 山本建設の小型風車 3月まで1年間の総発電量は4万3793㌔㍗
声問地区で4基の小型風車を稼働させている山本建設は、昨年4月から一年間の風車の稼働状況をまとめた。
声問地区に設置した出力5㌗のプロペラ式小型風車4基の昨年4月~3月末までの発電量は4万3793㌗。
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により1㌗55円で北電に売電した収入は約240万円。計画よりも8533㌗下回り約47万円少なかった。
声問での過去15年間の平均風速6㍍に対し風車設置場所の平均風速は5・4㍍と0・6㍍弱く、6㍍以上は12月(6・5㍍)、1月(8・3㍍)、2月(6・2㍍)の3カ月だけだったことから、発電量、売電収入とも計画していたものに届かなかった。
菊池工社長は「稚内らしい強い風が吹いたのは1月だけで、期待していた2月、3月は予想に反して強風の日が少なく残念な結果に終わった。1年目としてデータもしっかり取れましたので今後に活かしていきたい」と話していた。