鳥インフル本部幹事会開き防疫に万全期す 豚コレラも
高病原性鳥インフルエンザ警戒本部幹事会が18日、宗谷合同庁舎で開かれ、参会した関係機関の職員が万全な伝染病防疫対策について協議した。
道、稚内署などから出席した20人を前に、大谷副本部長(宗谷総合振興局副局長)は「渡り鳥飛来の本格化を前に準備が必要で、このほかにも国内での豚コレラなど感染があり、本道への進入リスクが高まっている。発生防止に万全を期し、万が一発生した場合には迅速に対応したい」と挨拶。このあと、農務課職員から疾病ごとの防疫マニュアルを再構築し共通項目を一本化した北海道家畜伝染病防疫対策要綱、国内では26年ぶりに岐阜県の養豚場で豚コレラの感染が発生し拡大したことを受け、感染を広げていると思われる野生イノシシにワクチンを散布すること、アフリカ豚コレラについては海外から入らぬよう水際対策をしていく必要があるとの説明があった。
鳥インフルの検出は昨年、全国、道内ともないものの、渡り鳥飛来のピークに向け油断できない状況にある。