資源残すため技術支援 稚内水試場長の志田修氏
稚内水試場長に着任した志田修氏(55)は「恵まれた地域資源を次世代に残せるよう、水試の技術で水産業など支援して行きたい」と抱負を語った。
志田場長は室蘭出身北大卒業後、東京の水産会社に6年勤務した後、平成6年の釧路水試を振り出しに、中央水試資源管理部長など歴任。前任は中央水試企画調整部長。
稚内市の勤務は初めてで「自然に恵まれた良い地域」との印象。
25年間、業務に携わった中でスケソの資源管理調査に当たった際に「調査結果、漁獲量などのデーターを照らし合わせ、資源の海洋環境との係わりが分かったことは仕事のやりがいを感じた」と振り返った。
調査の要となる調査船北洋丸の新造に当たり「最新機能を活かした調査体制、管理が出来るようにしたい」とし、水試全体としては「調査はもちろん、養殖など飼育の分野で新しい産業に繋げられるよう努めて行きたい」と話していた。
趣味はガーデニング。「時間があれば管内に咲く花を観賞して回りたい」と。