東京パラ出場向け 藤田選手が今月、藤建設に入社
パラサイクリング競技で活躍する稚内出身の藤田征樹さん(34)が1日夕方、工藤市長を表敬訪問し父幸洋さんが経営する藤建設に所属先を変更したことを報告した。
稚高卒で北京、ロンドンなど3大会のパラリンピックで銀メダル2つ、銅メダル2つを獲得した藤田選手は平成21年に入社した日立建機=茨城県土浦市=を3月末で退職し、今月1日から藤建設東京支店に勤務している。
パラサイクリング選手としての活動は継続し来年、東京である大会を目標としている藤田選手が「活動拠点は今の居住地である茨城県とし、冷涼で環境に優れた北海道や宗谷地域で夏場、トレーニングを含めた競技活動をし更なる競技力向上を目指して邁進していきたい」と語ると、工藤市長は「藤田さんの東京パラリンピック大会への出場は市民の願いで、我々が協力できることがあれば、サポートしますので頑張ってほしい」とエールを送っていた。
2日午後に茨城に戻った藤田選手は8日、藤建設の社員研修のため再び来市する。