時の話題 「海開きだと」
互いの新聞を交換している沖縄県石垣市にある「八重山日報」の与那国島で海開きしたとの報道に接し、今更ながらだが日本の領土の長さに驚いている。
与那国島というと、中国との軋轢がある尖閣諸島より台湾寄りにある日本最西端の、いってみれば南洋の島なので3月下旬の海開きといっても極く自然のことなのだろうが、矢張り驚かせられるものがある。
日本最北端にある稚内と比べる対象ではないとは思うものの、ぎくしゃくする中国との関係もあって自衛隊が配備されるという与那国島とは?との興味も湧いてくる。
稚内と与那国島とは距離があり過ぎて比較にならないが、東京となると首都でもあり筆者も10年ほど住んでいたことから現実感はあり、この季節はサクラが咲き上野公園では花より団子の光景が広がっているのだろうと懐かしい思いがする。
いつもより急ピッチに春の装いが進んでいた稚内もここに来て停滞しており、融けた雪も若干だが積もりサハリンからの風の冷たさを勢い感じている。
あと1カ月余りに迫った平成に続く次の御世での元号は何になるのか。M(明治)、T(大正)、S(昭和)H(平成)でないアルファベットを頭文字にする元号になるものと勝手に思い込んでいるが、平和と国民の安寧と幸福を願うものに落ち着くのだろう。政府からの公表は4月1日昼前になるそうだ。
東京五輪音頭の「明治、大正、昭和の始め」から「昭和、平成、○○の始め」に時は移ろう。昭和、平成世代として日本と稚内を見守る事にしますか。