時の話題 「景気、上向きか」
道財務局旭川財務事務所から昨年10~12月期の道北地方の経済レポートが公表され、その前の3カ月(7~9月)の「持ち直しのテンポが緩やかになっている」から「持ち直しつつある」と上方修正された。
7~9月期がその前の4~6月期より下方判断されたのは9月6日の胆振東部地震によるインバウンド(外国人観光客)の落ち込みによるものだったが、10~12月は逆に地震に備えようと電気の要らないポータブルストーブ、発電機など防災関連用品が随分売れ、除雪機を買い求める住民も多かったようで、これは前年の大雪の影響も大きかった。
筆者宅でもポータブルストーブや懐中電灯など購入し、雪の積もり具合によっては除雪機も―と考えていたが幸い雪が少なく大きな出費は回避された。
旭川市内では貸家(アパート・マンション)の空室率が上昇しているとのことだが、稚内も同様でアパートの「空き室あり」掲示が多くなっており、世帯減もありこれからの需要も黄色から赤信号に変わりつつあるのかなと心配している。
冬なのに中国や台湾からの観光客が美瑛を訪れていたとのことだが、稚内も外国人が旧瀬戸邸など観光施設ばかりでなく凍えそうな寒さの恵山泊公園や宗谷岬など景勝地を訪れていた。
宗谷漁協のホタテ漁が史上空前の漁獲実績になり、沖底船の水揚げも好調な上、外国人やツアーの観光客が増えており、稚内の経済も底上げされてきているよう。
1~3月は低迷するのが常だが、4~6月への期待が膨らむ。