時の話題 「春の速さに戸惑い」
今年は冬から春への季節の移り変わりが速く、雪国の住人にすると戸惑いを感じないわけでないものの、良い方向に行くなら拒絶するものでなく大歓迎しているというのが本音だろう。
40年近くこの商売をしていると、本音は姿形を変えやって来るようで、揉み手をし近寄って来る人には性格もあろうが習性として気を付けるようにしている。
それとは逆に対抗的な人は本当の本音を出しているような錯覚に陥るのか、余り詮索せず信じてしまう。
人の心の中というのは顔がそれぞれ違うよう日本人でも1億3千通りあり、優しい人もいれば鬼のような人もおり、人間模様に呻吟しては、例えばだが若いうちは「人は信じられない」などと自死する若者がいる一方、その魑魅魍魎とした人間世界に敢然と立ち向い後々、立派な人に成長する人もいる。
人生色々である。
さて4年に一度の選挙の年を迎えた。道知事選は鈴木直道夕張市長(37)、石川知裕元衆議(45)との与野党支援の一騎打ちとなるのか。勝敗の帰趨を予想できない大激戦の選挙になりそうである。
視点を稚内に移し道議選は吉田道議の無投票当選が濃厚な他方、市長選は3選めざす工藤市長に対抗馬が現れ8年ぶりの選挙戦に突入する。現職優位の下馬評に何ら変化はないが相手候補の票の取り方によってはその先の工藤氏の舵取りに影響を及ぼすだろう。
市議選は定数に立候補予定者が達し、他に新人1人が立つようなので市議選史上初の無投票という体たらくは回避されそうだ?