医療充実・鉄路存続など強調 昨夕、石川知裕氏来社

 立憲民主党など野党統一候補となり道知事選に立候補する予定の石川知裕氏(45)が20日夕方、本社を訪れ「日本最北端の魅力を全国発信し、その努力が結実し輝かしい未来を創出する手助けをして行きたい」と、稚内発展への願いを力強く語っていた。
 お兄さんが医師をしていることもあって医療の充実には関心が高く「医師不足には新たな医師派遣制度を設けるべきだ」とし、一つの例とし僻地医療に携わった医師に点数を付与し一定レベルの点数に達しなければ地方での開業を断念してもらうなど新しい観点での制度の導入を説いた。
 JR問題については「高橋知事に北海道の顔としての姿勢が見えなかった」と批判し、JR東日本との連携、上・下分割、JR貨物の利用料値上げが急がれているとし、宗谷線に関しては断固として残さなければならない路線の一つだとし、フランスやイギリスのよう赤字路線だからといって廃止してしまえば地域は益々疲弊してしまうと述べた。
 発想の転換を図らなければならないとし、観光や物流のほか対ロシアを踏まえた国土の安全という観点でも鉄路は守らなければならないとした。
 人口減少の影響は大きいが、元旦の宗谷岬での初日の出イベントで観光客が長蛇の列を作っているのには驚いたとし、観光の充実、しっかりとした雇用対策を樹て最北の地を支援して行きたいとも述べた。

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