人物点描 夢の五輪に向かって 近大付属高校に進学する大日向海斗君
今春から多数の水泳五輪選手を輩出している近畿大学附属高校(大阪)への進学が決まった東中3年生の大日向海斗君(15)は「新しい環境で水泳の練習をし、自分の力を信じて五輪に出場し金メダルを獲得したいです」と夢に向かっての抱負を語った。
大日向君は3歳から父の勉二さんと母の由香理さんの影響で水泳に触れ、その後小学1年生から稚内スイミングクラブに所属。小学6年生の時には全国大会に出場し、数々の全国大会で新記録を樹立するなどし、平成28年にはオーストラリアに遠征。3月15日~26日のジュニアブロックシンガポール遠征の日本代表メンバーに選ばれている。
4日からは水泳の名門イトマンスイミングスクールの大阪(強化)校に通うと同時に、設備や環境が整っている近大附属高校への入学が決まった。
大日向君はこれまでの水泳生活で「タイムが縮まない時など辛いこともあったが、それを克服することができ今は自信がある」と目標の五輪出場をめざす。12年間お世話になった水夢館や市民には「応援してくれたことで頑張ることができました。これからは結果で恩返ししていきたいです」と話していた。
また、シンガポール遠征では「稚内スイミングクラブの選手として最後の大会なので新記録を出し優勝できるよう日本代表として頑張ります」と意欲を燃やしている。
遠征では15~17歳の自由形100㍍、得意の平泳ぎ100㍍など5種目に出場する。