今冬一番のしばれ けさ氷点下15度観測

 非常に強い寒波が入った8日、宗谷管内各地で今冬一番の寒さを記録した。稚内(開運)は午前8時前、氷点下15・3度まで冷え込んだ。
 低温注意報を発表している稚内地方気象台によると、朝にかけて更に気温が下がり、宗谷岬で氷点下14・6度、礼文は氷点下17・1度と平成15年からの観測史上最低気温を更新した。
 冷凍庫にいるような厳しい寒さで、緑・富岡環状線と萩見・栄方面に進む富岡2のY字型の市道は、ロードヒーティングとなっているものの、朝にかけて路面がツルツル状態となり、下りで止まりきれず車体を回転させながら路肩の雪山に突っ込む車が相次いだ。
 近くの人は「朝8時以降、下りで走ってきた車が止まりきれずクルクル回転するのを4、5台見た」と話していた。
 相次ぐスリップに市民から通報を受けた市(土木課)職員が、塩化カルシウムを撒き凍った路面を融かしていた。
 9日朝も氷点下13度まで下がる見込みで、気象台は低温による船体着氷、水道管凍結に注意を呼びかけている。

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