時の話題 「友、遠方より」
友、遠方より来たるといっても札幌からの来訪者だが、大の麻雀好きということもあって我が家で一戦交えることになった。
宗谷支庁(現宗谷総合振興局)の水産課長当時に知合い同級生ということもあって馬が合い、よく潮見3の雀荘「雀夢」で麻雀をした仲であった。
道を定年退職後に稚内市内にある建設会社の札幌支店に勤め偶に本社まで会議などあり来ることがあるので一献交わし麻雀したりし旧交を暖めている。
ニシン漁の網元をしていた祖父が博打打ちで、そのDNAを引き継いでいる筆者もかなりの博打好きで、東京の学生時代には大学にも行かず徹夜麻雀にうつつを抜かしていたこともあった。
稚内に帰郷してからも度々してきたが、この10数年、きっぱり足を洗っていたものの、ひょんなことから自動麻雀機を譲られた事から再びやるようになり卓上の舌戦と言ってもいいほどの一戦を今回交えたのだった。
麻雀は今、〝健康マージャン〟と称し高齢者の間で少しずつではあるが広がってきているそうで、男性にとっては昔とった杵柄だろうが、高齢の女性が参加している光景を見ては微笑ましく感じている次第だ。
筆者が何故、麻雀を復活したかというと元々好きなのが第一なのだが、健康マージャンならぬ他人と勝負することで変に年寄り染みていく自分に喝を入れたいという心持があるのは否定できない。
何やかや御託を並べても結局は40年ほど前から進歩していないということになろうか。病は治るが癖は治らないということかな。