サハリン航路は次年度は対等負担 サ州から運航経費で連絡

 市(サハリン課)は29日に開かれた市議会総務経済常任委員会で今年度のサハリン航路の運航実績、運航経費の決算状況などについて報告した。
 今年度は昨年8月8日~9月21日までの16往復32便運航し、乗客678人(日本人279人、ロシア人375人、その他24人)で運航経費102万420㌦(日本円・約1億1200万円)は、サハリン側が全額負担したことなど報告された。
 次年度の運航に関し今年に入ってサハリン州側から北海道を通じて125万㌦と見込む運航経費を対等を原則として負担する用意があるとの連絡が稚内市などにあったことを明らかにした市の渡辺サハリン対策監は「我々だけで決められる話ではなく、北海道はじめ関係機関と協議し次年度に向けた方向性を示したい」などと述べていた。
 委員会では9月の胆振東部地震による停電被害などを受け、災害時の優先的に実施すべき業務を示した稚内市業務継続計画の内容が報告された。

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