循環器科常勤医不在の影響か 稚内消防署昨年搬送は名寄、旭川などへ116回

 稚内消防署は昨1年間の救急車などによる管外搬送出動状況をまとめた。常勤医不在が続く循環器系の病気で名寄等への搬送・転院が7割を占めている。
 昨年の管外搬送は道北ドクターヘリ41回、メディカルウィング4回、防災ヘリ7回、救急車による搬送64回の合計116回。同署によると、全体の7割が循環器の病気の要請で名寄、旭川などへの搬送で占められている。
 市立稚内病院の循環器科の常勤医が不在となる前は全体で管外搬送は50回前後だったが、不在となった以降は年100回前後で推移している。平成21年から導入されたドクターヘリに関しても運用開始して数年は年20回前後の出動だったのが、ここ数年は40回前後まで増えている。

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