時の話題 「稚内出身者」

 稚内出身で東京や札幌などで活躍している人はおり、筆者の同級生にも一流会社の役員になり世界を叉に掛けている人がいる。
 道新を読んでいると食通ではないので普段は目に止まることはない「どうおうランチでGO」に稚内出身の伊藤英樹さん(50)が4年前に札幌市中央区南16西9の1の1に開店した「麺屋169」が紹介されていた。
 ラーメンが好きなのと、紹介記事冒頭にあった「稚内出身の」が目に飛び込んできたので記事を切り抜きし出札の際には是非訪れなくてはとの思いをしている。
 紋別出身なので故郷は紋別なのだが、小学1年~高校卒業まで、そして29歳から36年間も住んでいる稚内は正に故郷であり何かにつけ「稚内」を見聞すると大袈裟な表現だが血湧き肉躍る感情になるのだから不思議だ。
 お正月やお盆に帰省客が大勢いるのはノスタルジア(郷愁)なのであろう。
 このように稚内を故郷にする都会住いの人は沢山いるのだが、最期まで稚内で生活していた父母の死によって稚内を引き払うケースが多くなっているのが気になっている。
 上の学校に行きそのまま札幌などで就職し家族を持ち暮らす中で実家が無くなったことで帰郷先も自然消滅してしまうという事がかなりの頻度で起きているようだ。
 国破れて山河ありと心の慰め所でもある故郷が無くなるのは淋しいものだが、冒頭の伊藤さんのように地方で活躍されている人は少なくない。
 住所をナビに入力しGWにでも「169」に行く事にしますか。

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