時の話題 「冬のスポーツ」

 こまどりスキー場がオープンした。大雪で旧年中オープンした昨冬に比べ20日以上も遅くなったが待望していた市民は初滑りを楽しんでいる。
 昔、稚内には稚内公園にもスキー場があり日本一短いロープウェーに乗り出掛けたものだった。スキー場のほかスケートリンクも小学校ごとに設けられ小沢倫子さんら将来有望なスケート選手を輩出したこともあった。
 こまどりスキー場は今から50年ほど前、高校のスキー授業の場所として使用されていたが、いわば市公認のスキー場でなく、スキー人口が減る中、ロープウェー運行などコストが掛かる公園スキー場が廃止された以降は唯一のスキー場のようだが、上勇知や宗谷ふれあい公園にも家族向けのスキー場がある。
 少子化によりスキーやボードを楽しむ人が減る中、稚内に冬季スポーツ施設の目玉に据えようというのが大谷高跡地に建設中のカーリング場で、昨年中に基礎工事を終えたので今春から本格着工し来年3月には完成し供用される運びにある。
 この新しいカーリング場建設を巡っては一昨年の3月議会を前に市民から建設反対の声が強まり議会の予算が通らないという事態を生んだ事もあった。
 昨年の平昌五輪での女子チームの銅メダル獲得などカーリングブームは続いており、市長の「未来の子供達に夢を」という願いが込められた新場は全国・全道大会も誘致できる施設であり、ある意味稚内の将来を占う施設とも言えよう。
 供用後の維持費の問題あろうが、温かく見守ることも必要かと思うが。いかがか。

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