「北の桜守」日本アカデミー賞優秀賞 主演女優賞など12部門でも

 吉永小百合さん主演映画「北の桜守」が日本アカデミー賞の優秀賞に選ばれた。エキストラとして参加した市民から「稚内でロケが行われたこともあり、今年に入って嬉しい出来事」などと喜びの声が上がっている。
 15日に東京で第42回日本アカデミー賞の15部門の優秀賞が発表され、作品賞として「北の桜守」など5作品が選ばれ、主演女優賞に吉永さん、助演男優賞に岸部一徳さん、助演女優賞に篠原涼子さん監督賞に滝田洋二郎さんほか音楽賞、撮影賞など12部門で優秀賞を獲得した。各部門の最優秀賞は3月1日に都内で行われる授賞式で決定する。
 吉永さんの120本目の主演作となる北の桜守は一昨年6月、メグマのロケセット(北の桜守パーク)など市内16カ所で撮影が行われ、延べ500人余りの稚内市民がエキストラとして出演した。国会議員役のエキストラとして参加した男性(49)は「とても嬉しい。この受賞を機にロケ地である稚内に全国から人が来て頂けたらいい」と喜んでいた。
 映画のアソシエイトプロデューサーでT・ジョイ稚内の高橋一平社長は「アカデミー賞に選ばれたことはとても嬉しい。この映画を通じて稚内の魅力が全国に広がることを願っており3月1日は授賞式の場で結果を期待したい」と語っていた。
 昨年3月10日~12月20日まで「北の桜守」を上映し2万7000人余りの入場者があったというT・ジョイ稚内ではロケ地限定のDVDを数量限定で販売しており、スタッフは「この機会にもう一度見てほしい」とPRしている。

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