時の話題 「インフル流行期に」

 到頭というか、何時もより早く流行時期がやって来た。インフルエンザは今季、稚内保健所管内では枝幸で患者が増え稚内はそれほどでもなかったが、新年6日までの1週間で管内で一気に168人(前週66)にまで増え今日11日にも警報を発表することになった。
 インフルは例年、学校の3学期が始まる1月中旬以降に患者が増え下旬~2月にかけ流行期になるのだが、今季は2~3週間早く流行期を迎えたことから「3学期が始まったらどうなるのよ」などと親の心配する声が聞こえてくる。
 稚内でも感染者が増えているので既に感染している児童生徒もいるだろうから無理して登校せず感染の拡大を防ぐよう努めることが必要だ。
 今回の警報発表で本紙は8日に「注意報発表へ」、翌9日に「注意報どころか警報発表」と2日連続しインフルエンザについて伝えた。旧ろう24日~30日までと31日~新年6日までの2回サーベイランス報告を受けての報道とはいえ小紙記者と保健所(保健予防係)との連携が上手く取れれば「警報発表へ」との見出しの1本の記事で済んだであろう。
 インフルは感染するので学校なり職場を休まなければならず人間社会に与える影響は大きい。高校や大学など受験生にとっては人生の一大事に関わることであり、発表する機関、我々マスコミとも注意を喚起して行かなくてはならない。
 薬も改良され1日ほどの服用で快方に向かうものも出ている。しかし何よりも日頃の予防策が大事で、とりわけ手洗いを丹念にすることが肝要になる。

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