時の話題 「日曜から大相撲」

 崖っ縁に立たされた横綱稀勢の里が進退を賭けた大相撲初場所が13日、初日を迎える。白鵬、鶴竜も出場し三横綱揃い踏みになる場所への関心は高まっている。
 昨年最後の福岡場所で前場所10勝で復活した勢いで優勝宣言までして臨んだものの、初日から4連敗するという横綱らしからぬ不甲斐無い戦績で休場した稀勢関だが、今場所前の稽古など伝える報道からは横綱の地位を守るのは至難な事と言っても過言でないほど厳しい状態にある。
 新横綱の場所こそ逆転優勝したものの、その後の連続休場でも横綱の体面を汚し、今場所こそ彼にとって一世一代の後に退けぬ勝負の時を迎えた。
 無様に引退に追い込まれるより潔く辞めた方がいいのでは―と思うも「万全な体調で相撲を取っていない」という気持ちが強いのだろう。泥を被ってでもと最後の勝負に打って出る稀勢関に拍手を送りたくなるものの勝負の世界は甘いものでない。勝ってなんぼの非情な世界なのだ。
 稀勢関のことばかり触れたが、他の二横綱は順調に回復しており賜杯の第一候補であり、大関高安は機うかがうも豪栄道はケガの回復が遅れているよう。
 先場所優勝した貴景勝は10勝に届くかどうか。11勝以上すれば大関だが難関だろう。
 若手が台頭してきているので上位陣もうかうかできず、白鵬と鶴竜の白星が伸びなければ先場所みたいなこともあろう。
 新旧交代の時期に来ており、差し馬それとも一気の追い込み馬は誰なのか。一喜一憂し今年もTV桟敷に陣取ることにしますかな。

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