時の話題 「好景気の予感」

 今年の景気はどうなのか。年初の日本トップ企業の社長さん方のプラス・マイナス5段階の予想ではプラス1プラス2が多く明るい見通しにあるようだ。
 今年は4月に統一地方選挙、夏に参院選がある。更には政局の行方によっては衆参ダブル選挙も否定できず「選挙の年は景気がね」との通説どおりだとすると、米中貿易戦争の行方もあり一言で言うと決して景気が良い年にならないのではないか。そして10月には消費税の10%への増税も控えておりトップ企業社長さん方の予測は楽観的でないのかと筆者は見ている。
 その中で稚内はと言えば自然災害がなければ観光、公共事業は相応の上昇が見込まれ、昨年、この数年にない水揚げ高を記録した水産業はそれこそ自然状況に左右されるも大宗をなすホタテは4年前のような高潮被害を受けなければ着実な生産が見込まれるだろう。
よって2年連続し水揚げが好調に推移する事が見込まれよう。
 基幹産業に加え天塩中川~稚内間の送電網整備工事が稚内はじめ近隣町村に大きな恩恵を与えるに違いない。
 何せ総事業費1千億円の巨大プロジェクトだ。風力発電出力が上限を超えないシステムを構築し、世界最大級の蓄電池(容量72万㌗H)を設置し安定した送電態勢を目指そうというもので、既に工事が着工された幌延町には多くの作業員が入り活気を呈しているという。
 稚内港には資材搬入船舶の相当数の寄港が見込まれている。
 人口減という厄介な大問題あるも経済に関しては明るい年になる可能性が高いようだ。

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