需要期でも活カニ輸入伸びず 稚内税関支署11月の稚内港貿易概況

 稚内税関支署は、11月の稚内港貿易概況をまとめた。
 輸出200万円(昨年同月対比90・3%減)輸入9800万円(同2・4%減)の9900万円。輸出は3カ月、輸入に至っては7カ月連続し前年同月を下回り、輸出入総額も9カ月連続し前年実績を下回った。
 輸出は中古船舶のみ200万円(同90・3%減)。
 輸入は年末年始の需要期を迎えた活カニ全てがタラバで44㌧(同18・8%減)6700万円(同7・9%増)。4カ月ぶりに輸入があった活ウニは28㌧(同23・9%増)3100万円(同36・1%増)。活カニは3カ月連続の輸入。
 外国船の入港は昨年より1隻少ない10隻。カニ船7隻、ウニ1隻など。
 1~11月累計は、輸出1億100万円(昨年同期比71・2%減)輸入8億9948万円(同74・3%減)の10億50万円。昨年と比べ74%の28億4460万円も減少した。
 昨年あった風車関係の輸入がなかったとはいえ11月末までの外国船入港数は80隻と少なく、12月は10隻余りが入港したものの、平成元年以来、30年ぶりに1年間の入港数が100隻を切ることになりそうだ。
 貿易総額も過去最低の平成28年の22億2000万円を下回り10億円台に止まる見込み。

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