時の話題 「天北緑地公園」
一昨日の夕方、その日のプレスを見た読者から「天北緑地公園って何処にあるのですか」との電話を戴いた。筆者は労働基準監督署海側に横に長くありますよと伝えたが分かってくれただろうか。
同公園は末広3~5丁目まで総延長1㌔にも及ぶ都市計画緑地で4工区に分け整備が進められ1、2工区は昭和56年(1981年)に供用開始され、3工区は平成2年、4工区は同12年に整備が終わった。
その面積は4万9728平方㍍にもなり先日、小紙で紹介したよう東屋など憩いの場所があり、著名な作家の彫刻も6体設置してあるなど実に芸術色に溢れた稚内でも稀有な公園だ。
昭和50年代初め、当時建設中の下水終末処理場、そして建設される予定の工場群と市営住宅の間の緩衝帯地域として都市景観向上を図るため市(都市計画課)が整備したものだが、小紙に電話があったよう意外と広く市民には知られていない。
基金が200億円以上もあった市の財政事情もあり浜森市長時代に整備されたものだが市民の皆さんも時間があれば散策されてはいかがか。
稚内の景勝地といえば稚内公園、ノシャップ岬、宗谷岬、北防ドームなどと限定されがちだが、知る人ぞ知るゾーンなのが天北緑地公園なのである。
コロナ禍で何処に行くにも行動制限されているが、気分開放には公園は格好の散策地である。天気の良い日に家族で出掛け弁当を広げ楽しい一時を過ごす場所として最適だ。稚内には結構埋もれた場所があるので今後紹介していきたい。