大慶寺で無病息災願い水行 僧侶が桶の冷水被る

 日蓮宗谷大慶寺の新年恒例「星祭祈祷会」は9日午後、境内で執り行われ、苫小牧町妙宣寺の新渡戸円乗住職(41)が、日蓮宗荒行の一つ水行に挑み、檀家信徒の無病息災を祈願した。
 大慶寺での水行は寒修行として昭和25年から続けられており、水行が始まった午後1時の気温は氷点下8度まで下がり肌に突き刺さるような寒さの中、70人余りの檀家信徒や地域住民を前に、下帯1枚になった新渡戸住職は、檀家信徒が打つ団扇太鼓の音に合わせて読経を唱え「エイ」と気合を入れ桶で頭から何度も冷水をかぶっていた。
 水行を見守っていた70代女性は「今年1年家族が健康で過ごせるよう家内安全と、コロナが終息していつもの暮らしが戻るよう願いながら水行を見ていました」と話していた。

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