開運で22.3㍍の強風 悪天候 交通機関に乱れ

 発達した低気圧の影響で稚内地方は7日夜遅くから雪を伴った風速20㍍以上の強風が吹き、交通機関で乱れが出ている。
 稚内地方気象台によると、8日未明から朝にかけ風が更に強まり、午前7時半過ぎ、開運で22・3㍍、宗谷岬22・2㍍の最大瞬間風速を観測した。
 その後も20㍍前後の強い風が吹き荒れ、場所によってはホワイトアウト状態となって視界が悪くなり、車はライトを点灯し走行していた。
 荒れた天候のピークは過ぎたものの、風雪、大雪、波浪などの注意報が発表されている稚内地方は、8日午後にかけても風速15㍍前後の強風、9日朝まで多い所で10㌢前後の雪が降る見込みで、吹き溜まりによる交通障害、高波などに注意を呼びかけている。
 波は4㍍と高く、北防波堤ドームには高波が押し寄せるなどし8日の利礼航路は全便欠航した。空の便も全便欠航。JR宗谷線は特急、普通列車とも運休した。

ライト点灯し走行する車(午前7時半頃)

北防波堤ドームに押し寄せる高波

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