週末雑感

 コロナウイルス感染がただならぬ事態になってきた。東京の新規感染者は800人を超えてしまい、大阪や名古屋など大都市ばかりでなく地方も相当数増え、一日の全国感染者は3200人台に。
 小池東京都知事は数カ月前の感染拡大期に「(PCR)検査も格段に増えておりますので」とうそぶいていたが、この感染拡大に至って〝年末年始コロナ特別警報〟を発出し、忘・新年会の自粛と帰省を控える事を呼びかけている。
 他方、旭川で厚生病院などでクラスター(感染者の集団)が発生するなどして今年2月の状況同様、全国に先行する3次感染を封じ込めるため奔走してきた北海道にあっては此の所、沈静化しつつあり、宗谷管内も枝幸高のクラスターが小康状態になり医療崩壊はギリギリの所で止まっている。
 稚内でも枝幸のクラスターの関係で中学生らが感染したが、市立稚内病院スタッフの身を切った看護が功を奏し軽い症状のまま退院している。
 院内も待合スペースでのソーシャルディスタンスなど感染防止策を講じており、旭川のクラスター現象で見られるような医療施設からの感染者防止に腐心している。
 忘年会は軒並み中止され客足が止まってしまった飲食店街だが、これから10日間、そして新年明け11日(成人の日)頃までは外に出歩くのを自重すれば仄かながら明かりが見えてくるに違いない。雨垂れでも石に穴を開けるというではないか。
 我慢・忍耐すれば満天に輝く星のよう希望に溢れる日を迎えることもできるだろう。

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