生活資金3500万円にも 市社協 コロナでの困窮世帯に貸付

 稚内市社会福祉協議会(市社協)取り扱いの生活福祉資金(緊急小口資金)特例貸付の相談が4月以降、急激に増えており9月末現在、172件もの相談数に及んでいる。
 相談支援課によると国(厚労省)の貸付制度である生活福祉資金は1回限りとして無利子で20万円を限度に貸付けるが、コロナ禍により就労先が休業するなどして収入が減少したことから例年、1年間で100件に満たない借り入れ相談(昨年度は92件)が今年の4月以降172件にも達し、市社協では急きょ職員を10人にし対応するも相談申し込みが殺到し、国の説明不足も相俟って職員は対応に追われた。
 7月頃までは飲食店や観光関係者の相談が多かったが、8月以降は預貯金などで凌いできた市民が不安を感じ相談に訪れる事例もあったという。
 生活福祉資金のほか総合支援資金(単身世帯で月15万円、2人以上で20万円限度)の貸付も行っており、両方合せた貸付はここまで3500万円になる。
 中野智彦相談支援課長は「生活福祉資金は1回限りの貸付制度でその後も生活が苦しい場合には総合支援資金の申請も可能ですが、たくさん借りると返済(据置期間あるが)も大変になるので十分に検討し借りることをお薦めしております」と話していた。
 生活福祉資金の申請は今年いっぱい。詳しくは市社協(☏24-1139月曜~金曜の午後5時まで)へ。

コメントを残す

次の記事

天北堆