時の話題 「更なる追討ち」

 GW明けはいつもなら各団体の総会が目白押しなのだが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため会員が集まり密状態になるのを善しとせず大半は書面決議をしコロナ禍に対応している。
 〝3密〟状況を防ぐためには不可欠な書面決議なのだが、団体によっては総会後に懇親会を開催する所もあり一人頭5千円の会費として会場となるホテルの損失は大きいものがある。
 2月28日からの不要不急の外出自粛によって飲食業や観光に携わる業者の損失はいか程に膨らんだか。観光は冬季なので未だしも飲食業は送別会や歓迎会、入学お祝い、そして人事異動による個人・団体の宴会等々、損失額は半端であるまい。
 前年から8、9割減などというのはザラであり、持続化給付金とやら支給されても補てん出来るものでない。
 雪が融け春になっても観光業の動きは全く無くGWはひっそり閑とし、明けても事態は改善せず、緊急事態宣言全面解除といっても観光、飲食などは容易に回復しまい。未だ未だ長引きそうである。
 それに追討ちをかけるのがFDAチャーター機の中止とANA東京直行便の6月末までの休止である。
 FDAは今年、東京五輪によって元々減便される予定であったが完全中止となれば痛手たるや半端でなく、東京便休止は疲弊するホテル業界に更なる辛抱を求めることになる。稚内経済を支える三本の矢(水産、公共工事観光)の一本を放つことが出来ず底知れぬ状況に陥ったともいえよう。
 この窮状を打開する妙策あるのか。

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