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 樺太出身の昭和の大横綱・大鵬幸喜さんが戦後、引き揚げ船で稚内に上陸したことを記念する石碑が9日、北防波堤ドーム公園の一角に設置された。
 樺太の敷香(ポロナイスク)で生まれた大鵬は、5歳だった昭和20年、ソ連軍が侵攻してきた時に船で北海道に引き揚げ稚内港に到着した。
 記念碑は大鵬と20年以上の親交があった稚内東部物産元社長の仲村房次郎さん(横浜市在住)が中心となって大鵬生誕80年の今年5月の建立を目標に計画してきたもので、制作していた札幌の石材会社「帝北石材」によって陸路稚内に運ばれ、9日午前7時から記念碑の土台がある北防波堤ドーム公園北側で設置する作業が行われた。高さ2㍍、幅1・2㍍、厚さ40㌢で3㌧の重さがある記念碑はクレーンで吊るされ、水平を保ちながら土台に設置された。
 ドーム公園で散歩途中に作業を見守っていた市民は「昭和の大横綱の記念碑が建てられることは相撲ファンにとって嬉しいこと」と話していた。
 設置を終えた記念碑はシートで覆われ、今月末に開催を予定している竣工式でお披露目される予定だが、新型コロナウイルスの感染状況によっては式が延期される可能性もある。