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 第34回危険業務従事者叙勲受章者が発表され、稚内からは元海上保安官の荒木志郎さん(65)=こまどり3=が海上保安功労で瑞宝単光章に輝いた。
 新ひだか町出身の荒木さんは昭和48年、高知海保の巡視船くま船員として奉職。根室海保、室蘭海保、稚内海保では巡視船えぞぎく船長など歴任。平成24年から稚内海保の巡視船れぶん主任航海士を務め平成28年に退職した。
 40年余りの海保業務に当たった中、小樽の第一管区海保で初めての陸上業務についた初日、大韓航空機撃墜事件が発生。慣れないオペレーター業務に当たり「右も左も分からず大変な思いをした」と懐古する。
 東日本大震災が発生した平成23年、東北地方で漂流した船の回収物資輸送の業務に半年間携わったことがあり「あれほど悲惨な光景は見たことがない。大きな巡視船では入港できないため、小型船に乗り換え物資を何度も届けたことは忘れられない出来事でした」と当時を振り返った。
 今回の受章に当たり「皆さんの支えがあってこその受章で大変光栄に思います」と話していた。