時の話題 「犬ぞり大会中止」

 22、23日に予定されていた犬ぞり大会中止が決まった。昨年まで36回の大会が中止になったことはなく、それだけ今冬の雪不足は異常だったといえよう。
 筆者個人として大会には思い入れがあり記者として長く取材に携わり、少しでも迫力ある疾駆の様子を写真にしようと、本紙の締め切りぎりぎりまで臨場していただけに断腸の思いは強いが、稚内の大会は国内の犬ぞり大会の発祥であり、やる気満々で準備していたマッシャーにとっても残念な中止になった。
 聞くところによると大会コースの雪が少ないので氷が張り積雪がある大沼をコースにし開くような話もあったそうで、それはさすがに取り止めになり安堵している。というのは来週の12日以降、急激に気温が上昇し氷の厚さも薄くなるだろうから危険なためである。
 今回の実行委員会の決断には賛成である。遅くなれば参加者に迷惑がかかり、コース造成を無理にやろうとしたなら事故などの心配もあり遅きに失せず好タイミングだった。
 暖冬化が進み少雪が常態化する事も想定されるので犬ぞり大会だけでなく、きょう開幕した氷雪の広場含め冬のイベントは来年以降も慎重に中止を含め検討する必要があろう。
 小欄で論調したよう日程の前倒しも検討せねばなるまい。
 犬ぞり大会中止はマッシャーなど関係者ばかりでなく観光面にも影響する。直ぐ満席になったという〝お迎えバス〟タロ・ジロ・サブロ号は大丈夫なのだろうか。
 最果ての地稚内にも地球温暖化はひたひたどころか遠慮なくやって来ている。

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