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 大相撲が終わり拍子抜けしている。白鵬、鶴竜と相次いで横綱が離脱し、どうなるものやらと気を揉んでいたところ、大関貴景勝が面目を保っていたものの、正代に負け優勝戦線に残れる関脇朝乃山戦(14日目)にも敗れ千秋楽結びの一番でも1敗でトップだったとはいえ幕尻(西17枚目)に力負けした。
 貴関は朝乃山戦に負け「強くなるよう稽古に励みたい」などと言っていたが、体調が決して万全でないとはいえ大一番で相次いで黒星(正代戦、朝乃山戦、徳勝龍戦)を喫するというのは番付上位の力士でない。口だけでなく強くなって欲しい。
 勝負事は下駄を履くまで分からないと言うが、正にその通りの結果となり勝負の厳しさと共に醍醐味も堪能させてもらった。
 昨日の「天北堆」でも触れたが、徳関の取口は恩師の伊東近大相撲部監督の急逝によるところが大きい。幕尻なので筆者が帰宅しテレビ桟敷に陣取る頃には対戦が終わっているので軽々な物言いはできぬも、亡き恩師と共に戦ったのであろう。
 解説の北の富士さんが言っていたが、白鵬が休場すると誰が優勝してもいいのが今の大相撲界であり、これで初場所は5年連続し初優勝力士が名を連ねたことになる。
 白鵬とて30代半ばを迎え力士としては峠を越えている。大横綱に頼り切っていては大相撲界の未来はない。
 初場所で判ったことがある。貴景勝では相撲協会の大看板は無理だという事であり、来場所は朝乃山が12勝以上し大関に昇進し、行く行くは横綱となり群雄割拠の混沌時代を終結させねばならない。