時の話題 「ゴルフ場問題」

 稚内を愛する市民の会(佐々木政美会長)が札幌の不動産鑑定士に依頼し実施された稚内ゴルフ場不動産の鑑定結果が出て時価2500万円相当なのに市は1700万円以上高い金額で取得したことが判った。
 筆者自身、10年以上前にゴルフは止めているが、プレイする人の気持ちは重々分り、市が存続のため税金を投入したことには正直、佐々木さんほど憤りはない。
 しかし憤怒の有る無しの問題でなく、この税金投入は理由はどうであれ一民間企業を市が助けたということであり、今回、第3セクターに近い副港市場の出資金をちゃらにしたのとは意味合いが相違する。
 聞くところによると副港市場は買い手にメドがついてきたそうで、大いなる批判あるも市や市内の企業の英断によって存続への方向性が示されたことは喜ばしいことといえよう。
 しかし特別清算中だった純粋な民間企業をどう理由を付けようが救済したことは後々にもしこりが残ると言っても過言でなく、市民の会が提訴し口頭弁論中の裁判の結果次第とはいうものの、公明・公正とは言えない。
 このゴルフ場取得によりボウリング場(中央2)の存続に向けた市の支援を求める動きが水面下であったと巷間囁かれたこともあり、そういう観点からもゴルフ場救済は悪い先例を作ったものである。
 稚内の将来のためにしたとはいえ、一般市民から懐疑の目を向けられるのは市としても本意であるまい。
 税金使途は偏りなく公明正大でなくてはならない。その汚点が裁判になった。

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