世界平和を願い 大韓航空機事件を慰霊し子育て平和の日記念式と平和祈念の灯

世界平和の鐘を鐘打する男の子

平和を願い灯籠を並べる川名さん

 市教委、稚内市子育て推進協議会など主催の第32回稚内市子育て平和の日記念式典が3日、宗谷岬公園で開かれ、参列者190人が大韓航空機事件の犠牲者の冥福を祈った。
 遺族会の川名正洋さん(静岡)、山口真史さん(兵庫)ら参列者を前に、工藤市長は「参列者の皆さんは平和の尊さを噛み締め後世へと伝えると共に、子供たちの健やかな成長に取り組むという共通の財産を守っていきましょう」、遺族会代表の山口さんは「平和を誇れる稚内として、年一回この機会に事故に思いを馳せてくれていると思うと嬉しい。平和を保つため出来ることを考えてほしい」と式辞を述べた。
 白岩章江市連P子育て委員長の子育て平和都市宣言、中尾稚内市小中校長会長が子育て平和の意義説明のあと代表児童生徒6人が平和への決意表明した。
 参列者たちは世界平和の鐘や子育て平和の鐘を鐘打し平和への思いを強くしていた。
 3日夜には第14回稚内市子育て平和祈念の灯が北防波堤ドームで行われ、36年前の乗客・乗員269人全員が犠牲となった大韓航空機事件の犠牲者の御霊を供養した。
 遺族や市民ら120人を前に、川野副市長は「平和を思い受け継がれてきた平和祈念の灯を絶やさぬよう取り組みを継続し、平和の尊さを訴えていきたい」と挨拶。田中俊美実行委員長が「平和の灯に一つひとつ火を灯し平和や希望への思いを改めて胸に刻み平和と命の大切さを皆さんで呼びかけていきましょう」と述べた。
 遺族会を代表し事件で当時20歳の兄を亡くした川名正洋さん(52)=静岡県三重市=が「事件があった9月1日は兄の誕生日で私にとって平和の灯は兄へロウソクの火を点ける思いがあります。この灯が子供たちの夢を乗せて世界に平和の灯として稚内から届くことを強く願っています」などと述べたあと、参加者全員でドーム内に設置した100基と、市役所前庭の50基、活動拠点センター前8基の灯籠に火を灯し恒久平和を誓っていた。

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