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 東京銀座のどまん中で300万円を超え、北の果て稚内では1%ほどの3万円。この違いは大都会と寂れる一方の地方といえど余りにも差があり過ぎる。
 国交省の1平方㍍当たりの地価発表で稚内の曾つての中心市街地であった中央3アーケード街は冒頭の比較ばかりでなく、この30年間でも4分の1まで落ち込んでしまった。
 商業地標準地として中央3が選定されていることに疑問は生じるとしても過去と比べることはでき、平成2年中央3商業地は1平方㍍11万5千円もの地価であった。
 それ以降、上昇することはなく今年は到頭3万円を割ってしまった。人口減と共に地価下落も稚内の市勢凋落を物語ることとはいえ市民はこの間、それなりに暮らしており、現に小社も潰れず営業できており、単純に地価下落が稚内の評価を下げるものでないことは地元を愛する市民誰しも認めるところだ。
 しかし現実には人手不足の状況でありながら都会に流出する若者は多く、医療を懸念した高齢者を中心に後髪引かれる思いで稚内を後にする事実は否定することはできない。
 足元を見ながら日々暮らすのは一般家庭であるが、会社など組織そして市役所は将来を見据え経営・運営して行かなくてはならず、その観点からは社長や市長らトップの方針こそ会社や稚内市の将来を握っている。
 あと2週間で告示される市長選には3人が立候補表明している。誰が新市長に相応しいか、誰が選挙に勝つのか軽々に語れないが、我々有権者がやる事は一にも二にも投票し選良することだ。