サハリン航路調印

 8日、北海道サハリン航路の藤田社長が会見し、去る7月4日にユジノサハリンスク市でホルムスク市の船舶会社「サハリン海洋汽船」(SASCO)のマツーク社長との契約締結=写真=終え日ロ共同での航路再開が決まったことを発表した。
 締結式には、サハリン州政府のデグチャリノフ運輸担当相が立ち合い契約を交わした。サハリン州政府からは航路が10年先まで続くよう支援をしていきたいとし、マツーク社長から責任を持って運航に携わることや今回の運航状況により、現在ホルムスク~ワニノ間に就航している船舶を冬期間の1~4月までの月2回程度、稚内への寄港も検討していることが伝えられたという。
 日向寺専務によると契約内容として、サハリン州政府から来年度以降も今年同様に支援を行うことが表明された中で、事業予算は本年度に限り運航経費が約56万㌦を上限として双方で負担する。運航に関する責任はSASCO社が担い、北海道サハリン航路はSASCO社の委託により総代理店としてチケット予約や販売、システム構築、船舶代理を担うことが決まった。
 使用する船舶は6月27日にシンガポールを出港し、現在、香港に寄港しており、台風の影響で遅れる可能性があるものの7月12日頃にコルサコフ港に入港したあと、ロシア側の法律で3回に亘る試験航行を行ったあと25日~9月16日まで16往復32便運航される。
 運航状況として2・5㍍以上の波の場合、運航延長や中止していくことなど提案された。
 サハリン側も航路維持の関心も高く、8月にはサハリン側から4泊5日の買物ツアーの企画も提案されておりロシア人の買物に対する稚内での経済効果もあることから藤田社長は「航路継続に向けても稚内市にも支援要請をしていきたい」などと話していた。