盛業期向かい期待感 4~6月 信金景気動向 1~3月は低調に

 稚内信金は、1~3月実績と4~6月見通しを景況レポートとしてまとめた。
 3月上旬に取引先企業から職員が聴き取りもしくはウェブでの感触調査をDI値(良いまたはやや良いと答えた割合から悪いまたはやや悪いと答えた割合を引いた数値)として集計したもので、1~3月実績は▽売上はマイナス2・1(昨年10~12月期対比11・4㌽上昇)、収益マイナス12・6(同11・7㌽上昇)と前期よりは改善したものの、悪化マインドは継続している。
 業種別では▽製造業が受注(23・5㌽上昇しマイナス5・9)収益(38・2㌽上昇しマイナス2・9)と大幅に改善。水産加工で受注、収益とも改善するも土石・骨材(受注マイナス50)、食品(同12・5)と悪化した。
 ▽卸・小売業は売上(21・6㌽上昇し0・0)、収益(17・6㌽上昇しマイナス17・6)と改善。食料品(売上マイナス54・5)、建築資材(同マイナス40)と悪化するも自動車販売(同83・3)、衣料品(同20)と改善した。
 ▽サービス業は売上(28・8㌽上昇し12・5)、収益(14・1㌽上昇しマイナス10・4)と改善。旅館・ホテル(売上47・4)、クリーニング(同20)と改善するも福祉・介護(同マイナス20)、飲食店(同マイナス11・1)と悪化。
 ▽建設業は受注(2・4㌽上昇しマイナス18・2)と低調だった。
 ▽運輸業は売上(34・3㌽低下のマイナス14・3)、収益(7・1㌽低下のマイナス7・1)。貨物が悪化している。
 4~6月期見通しは前年同期に比べやや悪化も、盛業期に向かう中、収益を除くと比較的明るい見通し。
 1~3月の経営上の問題点として①人手不足②仕入商品・原材料の値上がり③売上(受注)の減少④人件費の増加⑤人件費以外の経費の増を挙げている。

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