祝い膳、伝承遊びなど 旧瀬戸邸 新年向け準備着々と

 冬季開館中の旧瀬戸邸で、新年の祝い膳を再現した宴席を設け、凧など伝承遊びの道具も飾られ、正月ムード演出している。
 玄関入って直ぐ右側の26畳ほどの広さがある大広間では、これまで昭和の宴席の様子を再現していたが、一部の席を新年を祝う行事として正月の祝い膳に模様替えし、おせち料理を再現した重箱や鯛の姿焼き、正月に無病息災を願って飲むお屠蘇、家に幸福をもってくる神様「年神様」を迎え入れるようもてなす鏡モチ、正月遊びのメンコや凧、羽子板、けん玉などを飾った。
 施設スタッフは「新年が良い年になるようお正月らしい朱塗りの漆器や縁起の良いものを飾りました。正月ムードを楽しんでほしい」と話していた。

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