増幌川にサケ遡上 海水温高く群れ極めて少なく
増幌川にサケが遡上し、上流では産卵のため必死に遡上する魚たちが体を傷だらけにしながら命のドラマを繰り広げている。
今年、海の水温が高いためかサケの上流での確認は例年より半月以上も遅い9月後半に入ってからだった。遡上する群れは少なく、この時期であれば数㌔上流では沢山の群れを見ることができるが、22日は10匹前後だけしか確認できなかった。
雨も少ないためで上流の水深は浅く、少ない水量の中でサケの群れは産卵のため必死に上流を目指していた。
今年は8月後半から始まった市内漁港などでのサケ釣りは先週末の3連休を最後に殆どの人が止め、22日朝は西稚内漁港で数人だけが釣りをしていた。昨年は西稚内漁港で50匹以上のサケを釣ったと言う釣り人は「今年は本当に全然釣れなかった」と話し、恵山泊や抜海漁港で釣りをしいた人は「今年はゼロでした」と嘆いていた。