納税者に寄り添った対応 有賀稚内税務署長
稚内税務署長として着任した有賀真司氏(56)は「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現するという国税庁の使命を着実に果たして行きたい」などと抱負を語った。
有賀署長は札幌出身、札幌月寒高校卒業後、昭和61年、札幌国税局に奉職。税務職員としての業務の傍ら、北海学園大学法学部法律学科に通った。札幌南税務署副署長、税務大学校札幌研究所幹事など歴任。前任は札幌国税局総務部営繕管理官。
初めての勤務地となった稚内は「夏は涼しく過ごしやすい気候で、暑がりな私は快適に過ごすことが出来ております」と話していた。
総務部などでの業務が多い中、令和2年に税務大学校幹事の際には「コロナ禍の真っ只中で大勢の人が同じ場所に集まることが難しく、今となっては当たり前となったハイブリット研修(オンラインと会場参加を合わせたもの)で開催するなど大変でした」と振り返った。
税務では、昨年10月から始まったインボイス制度の周知、e―Tax(電子申告)など利便性を高める業務に力を入れたいとし「インボイスでは事業者に寄り添ったきめ細かい対応、簡単な手続きが行うことが出来るe―Taxの広報などに努めたい」と話していた。
趣味は食べ歩き。「稚内のグルメを堪能したい。自転車を買ったばかりなので街中をゆっくりと散策し、新たな発見をして行きたい」と話していた。