春告げる先発隊 大沼 ハクチョウ3羽飛来

 大沼の水門近くの水辺に春の訪れを告げるハクチョウの先発隊が飛来した。
 シベリアに向け北帰行する渡り鳥の中継地の大沼は3月中旬まで氷で閉ざされているが3月になり雪融け時期になると、開放面が広がる水門近くや声問川下流に先発隊が飛来する。
 6日早朝、大沼にオオワシなどの写真を撮りに出掛けた70代の男性が水門近くの水辺で羽を休めている3羽を発見した。記者も午前10時過ぎ水門から下流の方に100㍍ほど進んだ水辺に3羽いるのを確認した。
 大沼バードハウスは2月29日で冬季開館が終了し、人の出入りが少なくなった大沼周辺は静まりかえっているが、開放面がある水辺に飛来したマガンなどの鳴き声も聞こえるようになり、気温上昇とともに冬の間、本州で過ごした渡り鳥の北帰行が増えてくる。