市長、トップセールス 台湾訪問 チャーター便運航めざし
工藤市長や中場稚内観光協会長ら北宗谷の観光関係者が先週16日から3泊4日の日程で台湾を訪問した。工藤市長や利尻、礼文の町長らは台湾からの今秋のチャーター便運航を目指し航空会社などを精力的に回ってトップセールした。
令和元年秋以来4年半ぶりの台湾訪問には工藤市長、中場会長らが参加し16日、新千歳から空路現地入りした。17、18日には過去に稚内~台湾間のチャーター便を運航したエバー航空、タイガーエアー、ANAなど4社を訪問し、稚内など宗谷の魅力を伝えた。
17日夜は工藤市長はじめ北宗谷の観光関係者27人と台湾の政府関係者、航空会社、旅行会社の担当者ら合わせて40人余りが参加し交流会が開かれた。工藤市長は通訳を通じて稚内など北宗谷は今年、利尻礼文サロベツ国立公園が指定から50周年を迎えることなど雄大な自然と安心安全な食に恵まれた地域であることを紹介し「当地域の多彩な観光資源を活かした魅力ある商品造成を通じて、多くの旅行者の皆さんが安心して旅行を楽しめるよう受入環境の整備に努めて参ります」などと挨拶した。
きた・北海道DMOの戸村元泰マーケティング担当らは稚内など宗谷へのツアー催行している台湾の大栄旅行など旅行会社を訪問した。稚内に戻ってからメールで旅行会社から問い合わせが相次いでいるという戸村マーケティング担当は「稚内に興味持って頂き、手応えを感じている。自転車を搭載できる稚内のアクティブバスにも興味を示した旅行会社もあり、稚内に来て頂けるよう受け入れ環境をしっかりやっていきたい」と話していた。