10年間で2番目に少なく 稚内署管内 昨年の人身交通事故

 稚内署は、昨一年間の同署管内(稚内、猿払、利礼3町)の交通事故発生状況をまとめた。
 12月は潮見地区の国道40号交差点で、50代男性が運転する普通乗用車が横断歩道を渡っていた20代男性と接触し、頭部打撲など全治約2週間のケガを負うなど人身事故3件(前年同月なし)、傷者5人(同)。物損は127件(稚内104、猿払7、利尻3、利尻富士9、礼文4)。シカとの事故は8件(稚内6、猿払2)。
 1年間では、人身事故21件(前年比5減)、傷者28人(同1減)、死者はいなかった。物損1028件(同99増)シカとの事故は144件(同6減)とほぼ横ばい。
 大庭交通課長によると、昨年5月に新型コロナウイルスの扱いが5類に引き下げられたことで人の動きが活発化したことで物損は増えたものの、人身事故は過去10年間では2番目に少なかったとし「取り締まりに努めると共に、交通安全団体などとの啓発活動を通して交通事故を一件でも減らせるよう取り組んでいきたい」と話していた。