晴れて成人仲間入り 稚内市など主催し 二十歳の集いに205人出席

 市など主催の二十歳の集いが7日、文化センターで開かれ、参加した267人の門出を祝った。
 成人式から名称が変わり2回目の集いには今年3月末までに20歳を迎える267人のうち、205人が出席した。
 集いの開催を前に、稚内海峡太鼓保存会による演奏と、南中ソーラン連による演舞のオープニングがあり、国歌斉唱、市民憲章の唱和に続き、工藤市長は「地方は人手不足など厳しい状況であるからこそ、若い皆さんに故郷の可能性を広げて頂き未来を切り開き街づくりに積極的に参加して欲しい。新たな稚内を築く一員として活躍して頂きたい」などと式辞を述べた。
 続いて鈴木市議会議長が「一人の社会人としての責任を持ち、社会を作り育てる立場として自ら行動することを期待しております」などと述べたあと、村上琳果さんが「今までお世話になった分、支えていける立派な大人になります。これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、今後のご指導ご鞭撻を宜しくお願いします」と両親や恩師に感謝の言葉を述べた。
 集い終了後、恩師からのメッセージビデオを鑑賞し、ステージ上では華やかな晴れ着や袴姿で記念撮影など行われていた。

「旧瀬戸邸の20歳の写真館に20人」

 冬季開館中の旧瀬戸邸が7日、二十歳の集いに参加した人に無料開放され、華やかな晴れ着姿などの若者が邸内で記念撮影し20歳の思い出にしていた。
 思い出に残る特別な日にしてもらうため「20歳のための旧瀬戸邸写真館」として、午前9時~午後5時まで無料開放され7組20人が訪れ、大広間や茶室などを見学した。
 祝い席を再現した大広間の宴席で記念撮影した小学生1年から姉妹のように仲が良いという柳谷菜々花さんと塚本乃々さんは「瀬戸邸に来たのは初めてです。記念の写真が撮れて嬉しい」と喜んでいた。